テクニカル スタッフ

今の「好き」な気持ちを
大切にしてほしい

山口 芳恵 映像技術部|テクニカルサービス 中途入社10年目

主な仕事

大きく分けると『デジタイズ』『オフラインサポート』『システム・機材管理』です。

制作スタッフが撮影・編集してきた大切な映像素材を一番はじめにお預かりし、編集・MAへ入るまでの準備をします。
「いつ、どこで、どんな納品・放送になるのか?」届いたものを整えるだけでなく、先のスケジュールを想定し、最終地点を考えながら仕事を進めていきます。お客様と関わる期間の長い仕事でもあります。


入社のきっかけ

学生時代、将来について悩んだ際に「好きなこと」に関わる仕事がしたいと考えました。

大学では人文学を専攻しており、その授業の中ではドキュメンタリー作品に触れる機会も多く、そこから映像に興味を持ちました。また、元々パソコンを使った趣味(Web関連)もあり、紆余曲折ありましたが、自然とポストプロダクションに腰を下ろすことになりました。

会社の雰囲気

はじめて来社した日は、ロビーに変わった形の椅子が置いてあったり、こだわりに満ち溢れた額入りのイラストが飾ってあったり…と、敷居の高そうな雰囲気があって、小心者の身としては怖いなあと思っていました。スタッフも住む世界が違うような人に見えてしまい、人見知りも相まって「話しかけても良いのかな」と不安に・・・でも、実際に業務に入ってみると話しやすい人ばかりでびっくりしました。

分からないことを質問すると、親身に色々教えてくれますし、困っている時に声をかけてくださる方も多いです。また、研修制度もしっかりしているので「聞ける人がいなくて困った」という状況はありませんでした。

やりがい

テクニカルサービスの仕事は一日で終わるものではなく、撮影後の映像素材の搬入~編集・MAに入るまで、お客様に寄り添いながらの業務になります。様々な内容の案件を同時に、全体スケジュールを考えながら進行させる必要があるため、毎日スケジュールと睨めっこですが、自分で考えたフローが活きることも多いのでやりがいもあります。

新しい撮影手法やソフトウエアなどに出会うと、問題が起きないか不安になることもありますが、お客様やスタッフに「無事出来ました」と言って頂けた時は、やはり嬉しいです。

今後のキャリア

まずは、丁寧な仕事を続けたいと思っています。
どんな状況においても一定のクオリティを保ち続ける事は難しい事ですが、みんなで工夫しながら頑張っています。
特にテクニカルサービスはポストプロダクションの入口の仕事ですし、新しい映像素材が届く事が多い場所なので、
その後の工程で困らない様な気遣いが出来るよう心掛けていきたいです。

また、映像業界は変化が著しく、新しいソフトウエアやハードウエアの技術習得にも挑戦しています。
難しい案件も目標に向かってスタッフと協力しながらがんばりたいです。
挑戦したり新しいことを知ることは楽しくもあるので、楽しんで仕事をしていきたいですね。

学生のみなさんへのメッセージ

私は学生時代「好きなこと」を仕事にすることに迷った時期がありました。
好きなことに時間を割くのは楽しいから、遊んでいることと等しいのでは?と考えていたからです。
「もっと他にするべきことがあるのではないか」と触れないようにしていた時期もありました。

ですが、思い切って飛び込んでみたら、好きだからこそがんばれている自分がいました。
仕事にしても良いのか、と悩んだ「好きなこと」は、当時の自分が想像する以上に色んな場所で活かされています。
もちろん、まだまだ勉強することの方が多いですが…。

好きなことを続けていたら、それが仕事になったと思っています。
今の「好き」な気持ちを大切にしてほしいです。