MA スタッフ
焦りまくった先に
見えたもの
中筋 涼介 映像技術部|ミキサー 入社4年目
主な仕事
私の仕事は、映像の音質を自然かつクリアに整えることです。
映像の雰囲気に合わせて音のバランスを調整し、視聴者に快適な体験を提供することが私の主な役割です。
また、後輩の指導にも力を入れており、彼らの成長サポートに情熱を注いでいます。
入社のきっかけ
中学生の頃、バラエティ番組が大好きで、当初はTVディレクターを志望していました。しかしTVスタッフの仕事の厳しさを感じ、自分には向いていないと考えるようになりました。高校時代は音楽と動画編集に興味を持ち、YouTubeでの配信も行いました。この経験が後にMAミキサーという職業への関心へと繋がり、専門学校で学ぶことを決意しました。就職活動では、当社を含む3社に応募しましたが、好きな番組を多く担当している当社が第一志望でした。会社説明会での印象が良かった事が、入社を決めた大きな理由です。
やりがい
好きな番組の担当を目標に、それにむけて積極的に努力を重ねてきました。この4年間、望んでいた業界での仕事は非常に充実しており、日々成長を感じています。
社員代表としてインタビューされると、多少の誇張があるかもしれませんが、私が感じている充実感は本当の事です。社会人になっても、自分の場合はギャップを感じることはまったくありませんでした。むしろ希望していたミキサーの仕事に就けたことがこの満足感の大きな理由です。
ターニングポイントは2年目になる時。1年目は仕事に苦労し、やる気が空回りしていました。先輩たちからの評価も気になっていましたが、2年目に入ると、一人でミキサーとしての責任を担う状況が少しずつ増えてきました。
ただそういう状況がかえって”自分のペースで進められる”とプレッシャーを楽しむように変わりました。今はお客様からの「この音をキレイにしてほしい」という要望に自信を持って「出来ますよ」とすぐに対応出来たり、難しいノイズ処理や表現方法の選択など、お客様の迷いに対してすぐに解決策を提案出来る事が、やりがいであり、私の仕事の醍醐味です。
成長を感じるポイント
一番成長したと感じるポイントは、”焦りを感じなくなった事”です。入社当初は不安でしたがミキサーとしての役割を任されるようになってから、自分がチームを牽引する重要な役割を担っていると意識することで自然と落ち着きが出てきました。
同時に技術力の向上も余裕が出てきた事の一つかとは思います。
当社では幅広いジャンルの作業を扱っており、それに対応出来る技術力を学ぶ必要が有りました。経験豊富な先輩からの指導や、研修制度を通じてスキルが上がっているのを実感出来ています。
さらに後輩の存在も励みになります、彼らに学んだ事を伝えていく事で、教える技術だけでなくコミュニケーション能力も向上しました。後輩に理解してもらうための効果的な伝え方を学ぶことで、自分自身の理解も高まり、より深い知識を築くことが出来たと感じています。
学生のみなさんへのメッセージ
将来に役立つ「何か一つの強み」を持っていてほしいです。
ぜひ、自分だけの個性や能力を活かして、就職活動で差をつける何かを見つけてほしいですね。アルバイト、クラブ活動、ボランティア、趣味… 何でもいいから、一生懸命に取り組んでみてください。
例えばバイトを一生懸命やるでも構いません。打ち込めるものを一つ見つけて、それによってどう自分を成長させたかを伝えられると良いですね。
そういった経験が将来自分の人生を変えるきっかけになると思います。